画像処理エンジニア検定エキスパートを受けて合格した
画像処理エンジニア検定 エキスパートを受けて合格した
※本記事には広告リンクが含まれます
CG-ARTSの画像処理エンジニア検定エキスパートを受けて合格したので、記録としてこの記事に書いておきます。
CG-ARTS 画像処理エンジニア検定
画像処理といえば今はディープラーニングですが、それ以前のもっと基礎的な部分が主な出題範囲になります。
合格率は30%ほどで、試験時間は80分のマークシート回答のみです。
この検定に合格できれば、「私は画像処理エンジニアのエキスパートだ」と言えるかといえばきびしい感じだと思いますが、浅く広く画像処理の分野全体のことを知ることができます。
- 自分は、レンズや撮影のハードに近いところ、3次元復元、光学的解析の分野についての知識は全く無かったのですが、知れてよかったです。
他の方の以下の記事が体験記としてしっかり書かれているので、参考にすると良いです。
- 画像処理初心者が、画像処理エンジニア検定エキスパートに合格した時の学習法
学習記録
- 自分はうまくリフレッシュ休暇の期間と合わせることができたので、集中して3週間ちょっとで勉強しました。
- 仕事しながらだとこの2,3倍くらいは掛かると思います。
ディジタル画像処理(教科書)での勉強(2週間)
教科書であるディジタル画像処理を理解しながら読みました。
- 400ページほどあるので、想定している学習日数で割ってペースをつかむと良いと思います。
数式については、すべて暗記するようなことは必要ないですが、ポイントは押さえてちゃんと理解しておく必要があります。
- (ノンローカルミーンフィルタの重みwは(画素ではなく)小領域の画素値パターンに応じるのでexpの中にΣがあるなど。)
appendixについて「知的財産権」のところは出題されるので、そこは読む必要があります。
公式問題集を解いて復習(1週間)
問題集に試験5回分が掲載されているので、1日に1つずつやって、間違ったところとその周辺を復習していってました。 *自分の場合は1回目は5割ぐらいしか正解できませんでしたが、5回目は8割ぐらいは正解できるようになってました。
テーマごとで大きなくくりで10問あって、1問あたり4〜5個の問題に解答する感じで、全体としては40〜50個に解答することになります。
射影変換の画像を選ぶ問題や、フーリエ変換の画像を選ぶ問題は必ず出たりして、教科書だけの勉強だと戸惑うところがあるので、そのへんを押さえます。
復習(2,3日)
- ディジタル画像処理をパラパラめくって太字になっている部分を覚えているか内容を理解しているかを確認して復習していました。
試験結果
- 合格証と共に試験結果も送られてきます。
- 配点などは公開されないですが、平均との差がグラフでわかります。
本はkindle版か紙版のどちらを購入すべきか
自分はkindle版を買いましたが、紙版の方をよかったかも。
kindle版は固定レイアウト
- 文字のフォントを変えたりできないので、スマホで読むのはつらいです。
- (pdfファイルを見るような感じ)
kindle版を買う場合、最低でも2つの端末が必要。
kindle版は書き込みが出来ないのがつらい。
- 正誤表( https://www.cgarts.or.jp/book/img_engineer/engineer01/errata1.html )が公開されていますが、kindle版だとこれを自分で修正することができません。
- (歪曲収差の係数の符号が逆なのは、気付かずにずっと悩んでいた…)
etc
- 西日本の豪雨の影響で試験会場の3箇所ぐらいで試験中止になっていました。
- 勉強してた人は残念だったかと思います…。(なお、ちゃんと返金対応はしていたようです。)
以上です。